いま知っておきたい「みらいのお金」の話
これからはリテラシーの高さが利益の享受に繋がる時代
そしてこの本はお金についてのリテラシーへ。
早速、仮想通貨とは何か?
仮想通貨とはプラットフォームである。
個人誰でもが通貨を発行することができる場であり
その中で信用を得て価値が生まれ、円やドルと同等の財政的価値を持っていくものである。
分かりやすく例えるとYouTubeが挙げられる
YouTubeというプラットフォームがあり
そのプラットフォームで個人が自由に発信できる
誰しもが発信することは可能、ただ収益や知名度、価値を上げるには
やはり信用が伴ってくる。
そこで信用とは何か?
大きく2つの信用に分けられると考え、テクノロジーについての信用、そして発行者に対する信用。
テクノロジーについての信用に関してはブロックチェーンという技術を用いることにより人が介在しないので信用性は高い。
問題となるのは発行者に対する信用。
仮想通貨とは対極にある法定通貨である円は国や政府が発行元なので信用は高い
(日本では円、アメリカではドル、イギリスではポンド、韓国ではウォン)
この信用については仮想通貨が普及していくための課題の1つである。
解決策としてはまずは家庭内、社内、町内と小さな経済圏を完成させていくことにあり
どういうことかというと
例えば自らがオリジナルの仮想通貨(コイン)を発行したとする
そのコインで肩もみ、皿洗いなど家庭内でのサービスと交換するとしよう、家庭内でコイン扱うのであれば発行者に対する信用性も確保できているためコインに価値が生まれ、コインとサービスの巡り合いができる、
それはつまり経済の完成である。
それと同じように企業も発行者に対する信用を勝ち得るため我々はこれからこんな事業を立ち上げたいとプレゼンをする
オリジナルの通貨に信用、価値を得てもらうためだ。
つまりお金は信用さえ担保できれば構わないということがわかる。
感想
わかりやすく書いてあるが内容としては難しい。
定期的にチェックして理解を深めていきたい本
既に遅いかも知れないが仮想通貨に対してアーリーマジョリティにはなっていきたい
アイデアの作り方
世の中で起きている現象、現実は
私たちの意識下で進行するアイデア形成の長い、目には見えない一連の心理過程の最終の結実なのではないか?
アイデアとは既存の要素の組み合わせであり
事実と事実の関連性を見つけ出すことによって生まれるものであり、
全ての事象は1に原理、2に方法。
機能を発揮するための原理、そしてその基本的な方法にさえ見識を広めておけば効果を出すことは容易いのである
そこでアイデアにおける原理、方法を公式化し5つの段階に分けてみる
①資料の収集
製品、人、消費者に関する特殊資料
人生における世の出来事に関する一般資料
2つの資料について他との相違点を徹底的に見つけること
②抽出した事実の組み合わせ
事実のグルーピング、パズルのように組み合わせ
ここまでは努力
③全くの放棄。
想像過程と言う名の無意識の心に落とし込む。
どういうことかというと想像力や感情を刺激するものに心を移すということ
具体的には映画を見たり、音楽、詩、小説に触れること
④最も到来を期待していない時、心の中に忍び込んでくるという
⑤生まれたアイデアを世に連れ出す
現実世界の過酷な条件に触れさせる。
他人がアイデアを生かして可能性を見出してくれるから
この5つの公式からアイデアが生まれる
頭のいい説明 すぐできるコツ
・鉄柵の順番として大きな情報(結論)→小さな情報(詳細)
・伝える→伝わる→聞き手がアクションを起こす
ここまで事が進むことで分かりやすい説明ができたかどうかが分かる
・呼吸、波長を合わせる「ここまでよろしいですか?、今からこの話しますね!」
・想定外な場面で結論が出ない時は「一言では答えられませんが、、」
結論が出ていない事を結論としてまず話す
・固有名詞と数はしっかりと伝える
・前提条件、構造を把握、整理する
・良質な情報を先に開示することで良質な情報が得られる
ギブアンドテイクの精神
・ニッチでマイナーなニュースはまた話を聞きたいと思わせてくれる
新たな情報は常にインプット
・でも、けど→そのための
逆説は少なく!
感想
1時間程度で読破でき、分かりやすい本だった。
最高の睡眠
人生100年時代と言われ、健康を意識せざるを得ないこのご時世に食事やボディメンテに気を使うのはもはや常識。
トップアスリートや世界で活躍するビジネスパーソンは常に睡眠についての見識を深めている、
なぜなら睡眠状態を極めることで対極にある覚醒状態(起きている時)のパフォーマンスが向上するからだ。
週末に数日行う寝溜めでは睡眠負債(寝不足とは言わず、より深刻な状態と認識してもらうための名称)は解消されないことがデータで明らかになっており
睡眠は量ではなく質ということも分かっている。
ではどうすれば睡眠の質はあげれるのか?
ずばり結論から申し上げると睡眠の質は眠り始めの90分で決まるため
眠り始めの90分の質を高めるように準備することが大切となる。
準備としていかに睡眠へのスイッチを入れられるか?
細かく見ていくと交感神経が優位になっている覚醒状態から
副交感神経が優位になるノンレム睡眠へ移行できるかがキーとなってくる。
・レム睡眠
身体は休まっているが脳は休まっていない状態のこと
寝てはいるものの急速眼球運動(ラピッドアイムーブメント:rem)が行われることこらレム睡眠
眠りが浅く明け方に近づくにつれレム睡眠の割合が多くなる。
・ノンレム睡眠
身体、脳共に休まっている状態。
入眠時に訪れるのがこのノンレム睡眠で
眠りが深く副交感神経が優位に働く時間。
ではスムーズな眠りに入るために必要なものは何か?
それは2つのスイッチ。
体温と脳のスイッチを上手く切り替えること。
体温のスイッチ
具体的に見ていくと質の良い眠りは体温を下げることが分かっている
前述したように脳、臓器、筋肉と全てが休まるからである
体温とは大きく分けて皮膚体温と深部体温の2つからなり
通常時は深部体温の方が2℃ほど高い。
この深部体温と皮膚体温の差を縮めることができれば良い睡眠に繋がるのである。
方法として
①深部体温を下げる
入浴することによって人間の深部体温は上がる。
そして深部体温の特性として一度上がると大幅に下がる性質がある。
入浴から90分後、上がった深部体温は通常時の深部体温に戻り、その後は低下していくため
睡眠に入る90分前に入浴するのがベストといえる(40℃で15分の入浴→0.5℃の体温上昇)
②皮膚体温を上げる
足湯によって熱放散を促し皮膚体温を上げる。
毛細血管の表面積が広く発達している足を温めることで熱を逃がそうとする作用を活かし皮膚対応を上げる
同じ理論として寝る前に靴下を履き熱をため
寝る直前に靴下を脱ぐことで熱放散を促し、より良い睡眠のスイッチを入れることができる。
次に脳のスイッチ
質の良い眠りは抑制物質が働き休息状態に移行している。
食事面
夕食を抜くとオレキシンという覚醒物質の分泌が促進されるため夕食はしっかり食べる
ただ食べれば良いのではなく
重たいものは避け、就寝前は冷やしトマト、きゅうりなどがおススメ。
続けて睡眠前にカフェインを摂取することはアデノシンという抑制を促す神経伝達物質を妨害してしまうため避けるべき。
明るさ面
寝室に向かうまでの距離、時間を把握し徐々に暗くしていき、睡眠に入ることを脳へ伝える
寝る前のスマホいじりは目への刺激はもちろん、脳へも刺激を与えることから避けるべき。
つまりは当たり前のことこそが睡眠の質を上げる第一歩ということ。
感想
睡眠についての豆知識がいくつか書いてあり
睡眠についての知見を広めることはできた。が
やはり実際に睡眠の質を上げる裏技みたいなものはなさそう。
きちんとした生活リズムを送ることが睡眠の質をあげることを再実感した。
3つの体液を流せば健康になる!
3つの体液を生産、循環させれば
自然治癒力を最大限発揮でき、健康な身体になる
人間の成分の7割がこの体液であり
この体液が正常に機能しないと腐った身体になってしまう
そして60兆個の細胞が栄養を取り込み、老廃物を取り出す作業ができるのは体液のおかげでもある
つまり健康な身体とはみずみずしい身体のこと。
・3つの体液とは何か?
①血液
人の血液量は体重の約1/13で役割は栄養素、酸素の運搬
3ヶ月で血液は入れ替わる(骨は11ヶ月で変わる)
②リンパ液
無色透明で役割は老廃物の回収と運搬
③脳脊髄液
名の通り脳と脊髄を守る液体で無色透明で水に近い。
・体液の流し方
まず生産する方法
生きた水を取り入れる
人間は1500mlの汗をかく、排泄も加えると
1日2000mlの水分を失う。
ということは少なくとも2000mlの新たな水分補給が大切になり、常温の水が最適であり
口に含み、少し時間を置くことで胃にも迷惑をかけずにとりこめるそう
そして食事、人間は食べたものによって構成されることから食事はすべての根源。
次に循環する方法
血液を送り出す→心臓がポンプの役割
動脈にはポンプがある
では血液を戻す→?
静脈にはポンプがない
解決策としてふくらはぎ、足裏のケアをすることと書いてあり
一番の対策はウォーキング!!
リンパ液の循環は深呼吸とマッサージ
人間の主なリンパ節(リンパの出入り口が集中しているところ)を重点的に行うと良いとされ
{鎖骨、脇の下、足の付け根}
いくつかマッサージ方法が記載されてます。
このように3つの体液を知り、流すことで
健康な身体を手に入れることができる
ここでいう健康は病気にならないだけでなく
肩こり、眠気などの不調がないことも含めている。
こうやって、考える
数ある著書からの抜粋。
知識を得てもすぐには使わない。
時間を加えて変容させ昇華させる
そうすることで正確性は衰えるが生産性を獲得することができる
この分に対しての疑問としてアウトプットも使うことになるのか、ここらへん難しい。
知識と思考は反比例。
知識は日常生活から学べ。
机より散歩で得る
本から得た知識は全て過去のもの。
人のおススメで本を読むより
買って読む、自らで選択して読む。
なぜなら読む本を見つけることが知的活動の1つだから。
コミュニケーションは複数で。
1人のアウトプットは点、2人なら線、3人で立体的になりそこから知恵も生まれる
4人以上になれば多元的になりより良い。
筆者の考えを自分のものにしない。
共感すると自分の思考はとまる。
乱読したので短めですが
以上、この本のアウトプットでした。
偶然に思いがけない幸運で発見する能力
昼寝 ラテン系の風習である
ライフシフト 100年時代の人材戦略
とてもいい!良書!
この本を読んで何か行動に移すとすれば
少しでも認知されるようアウトプットすること。
〜内容〜
間違いなく長寿化していく日本、これまで通りの生き方をして大丈夫なのか?
100年前に生まれた人が100歳まで生きる確率1%に対し
今生まれた人が100歳まで生きる確率は50%超える
まず間違いなく長寿化が進んでおり
長寿化の核心は増えた時間をどう利用していくか?
正しく利用して恩恵にするか?対策を怠り厄災にするのか?
現在の対策法、考え方は働く期間を長くするか少ない資金で老後を妥協するかの2択
これでは恩恵にすることができない。
ではどうすればいいのか?
従来の3ステージ(教育、仕事、引退)からマルチステージへの移行が避けては通れないという。
マルチステージとは生涯キャリアを積み、転身を繰り返す人生のこと。
従来は知識を大学までに積み、企業に入り、短い老後を過ごす。
これで生産性は保たれ、事足りてきた。
さらにはお手本となるロールモデルが数多く存在するため将来について深く考えることなかった。
ただAIが登場してきた今日の労働市場では
就労中に長期間の中断を挟み、スキルの学び直し、再習得をしないと生産性を保てなくなる
しかしそんなロールモデルは希少なことから周りの理解も得がたい。
難易度は高いかもしれないが
そんなマルチステージがもたらす影響として
余暇時間をレクリエーション(娯楽)からリ・クリエーション(再創造)に充てることも増え、柔軟に取り組む姿勢が目立つようになり
浸透すればエイジ(年齢)とステージ(役職)の隔離がなくなるため
若者の柔軟性と好奇心、高齢者の知識と洞察力が混ざりやすくなり刺激的な環境を体験できる。
マルチステージへ移行するためには
有形資産(簡単にお金のこと)と無形資産(簡単に人脈のこと)
ここのバランスが取れないことには長期間仕事を中断することもできなければ、新たな分野のスキルの学び直しもできない。
そして夫婦でマルチステージを形成していくためにはパートナーそれぞれが計画しマネジメントしなければならない
共働きであれば有形資産においては問題はないだろう
ただ現状では有形資産にばかり議論が集中しすぎている(年金老後の蓄え住宅ローンなど)が
バランスを取るためには余暇時間の使い方パートナー同士の深い関わりあいなど無形資産についてもっと話し合い、計画するべきだ。
ここまで個人の意識を変革しても課題は山積みにある。
企業、政府といった社会の認識だ。
マルチステージへ移行するためにはパイオニアへの評価、企業や政府といった社会の後押しが必須になってくる。
企業は運用のしやすさから画一性を好むため、
マルチステージを嫌う。
政府の関心も従来の3ステージを前提とした上で引退後に重点を置いている。
将来の国家財政を軽く見すぎていて
深刻さを国民に伝えられるずにいるという。
その大きな原因の1つに人間の短期志向がある
今、投資→結果がでるのは遠い将来。
ここに日本人は抵抗があり対策が具体化しない。
もちろんマルチステージへの移行をするということは一人一人の好み、環境によって多様性を生むのでどう変化させていけばいいかというコンセンサス(意見の合致)に達していないということもあるが
免れない事実に対して真摯に向き合い対策をしないことには企業は置いてけぼりという脅威にさらされ政府は新興国へのお手本となることが出来ずに終わってしまう。
今後も平均寿命は伸び続け100歳を超え120歳まで到達するという、それ以降は減速するものの100年ライフは確実なものとなっていく。。。